凹レンズログ

くりかえす生活の雑感。まとまらぬままに。

すらすら読める英語本は意外な一冊だった

世の中に英語表現についての本は無数にあります。そのほとんどが、学習をしていくには有益であっても、中々興味を持続することが難しい内容だったりします。

そんな英語表現に関する書籍の中で、異彩を放つのが吉原真里の「性愛英語の基礎知識」です。

性愛英語の基礎知識 (新潮新書)

私も最初は興味本位で読み始めました。正直、英語のアダルトな表現ってどんなのよ?って下世話な関心しかありませんでした。けれども、意外にも、英語とアメリカ文化について飽きさせずに淡々と、ぐっと踏み込んで記述している著者の表現に引き込まれていったのです。興味深かった点をいくつか引用します。

恋人を指すのに、ボーイフレンドとかガールフレンドとか言わずに、 significant other という呼び方をすることがある。直訳すれば、「意味のある他者」という意味だ。・・・なぜわざわざこんなまわりくどくてわざとらしい表現をするのかと言えば、男性の恋人が必ずしも女性とは限らず、女性の結婚相手が男性とは限らないからである。
コンドームはそのまま condom (ちなみにこの単語のアクセントは日本語での発音と違って第一音節にある)あるいは rubber (ゴム)というが、より一般的にprotection(保護手段)という表現をすることもある。その場におよんで、 Do you have protection? と聞かれたら、コンドームをもっているか、という意味である。
「オーガズムに達する」ことは、テクニカルには reach an orgasm (または have an orgasm)というが、それよりずっと一般的に使われるのはcomeという口語表現である。日本語では「行く」というところを英語では「来る」というのがなんとも興味深い。

などなど、ついつい「なるほどぉ」なんつって、1冊を読み終わってしまいました。セックスに関連した物事だけなく、アメリカ文化の中で男女もしくはパートナーがどんな距離感で生活しているかという雰囲気も感じられる一冊です。信長の野望や蒼天航路で歴史に挑もうとしたことのある同士には、英語学習の寄り道としてとてもオススメです。