凹レンズログ

くりかえす生活の雑感。まとまらぬままに。

エチカの鏡で紹介された良い印象のつくりかた

エチカの鏡でタクシードライバーへのトレーニングとして紹介されていた、インプレッショントレーナー重田みゆきの著書を読んだので紹介します。インプレッショントレーナーは、相手に良いイメージを与えるためのトレーニングをする職業のようです。種々のトレーニングが紹介されていて、非常に実践しやすい印象を持ちました。


人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方
重田 みゆき
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 207
おすすめ度の平均: 5.0
5 就活に最適
5 素晴らしい本でした。大切にしたいです。
5 キャビンアテンダントを目指して♪
5 新社長として、このトレーニングを受けました!

印象を良くすることの意味

本書での考え方は、「人間は印象しだいで損得が決まる」というものです。多くの場合、チャンスは“誰か”が“どこか”から投げてきます。その人は「だれにチャンスを投げようか」と周囲を見ています。言うまでもなく、たとえ同じことをしていても印象の良い人にチャンスを投げてきます。まさに、“誰”が、“どこから”チャンスをくれるかわからないので、勝負の場では常に印象を良く保った方が得です。
このような印象の改善について、「とりあえず」はチャンスを逃すと重田氏は主張します。「そのとりあえずって、いつおわるの?」という感じです。いますぐ動けた人だけが、他の人よりも多くのチャンスをものにしていきます。

原則は1なりきる、2繰り返す、3場を考える、4宣言する

著書の唱える原則は以下の4点です
1なりきる:(精神論ぽかったので割愛)
2繰り返す:よい印象はある時だけでいいわけではなく、体の一部のようになっている必要があり、そのためには簡単なことを繰り返すことが必須である。
3場を考える:多くの人が、出先や通勤などはキチンとしているのに、オフィスについてジャケットを脱いで、靴をサンダルに履き替えるけれど、それでは意味がありません。戦いの場、良い評価を受ける必要のある場、出世しなくてはいけない場は、自分のオフィスです。「僕はやるときはやりますから!」という人がいるけれど、やる時っていつですか?それは今なんです!さらに周囲がリラックスしているところで、1人キチンとしていれば光って見えます。
4宣言する:「ダイエットする」「○○を目指すために印象を良くする」など、宣言することも重要です。宣言することのメリットは、案外、周囲の人たちも応援してくれ(邪魔をしないでくれる)て役立つ情報をくれることです。宣言することは自分のモチベーションにもつながります。

良い笑顔のつくりかた

良い笑顔は作り笑顔ではありません(≠作り笑顔)。自分が笑いたいと思って笑う、本気の笑顔が良い笑顔です。実際につらい時でも、幸せだから笑うんではなく、幸せになるために笑うんだと思えば、作り笑顔にはなりません。苦手な上司の前でも、「自分の仕事を成功させるために」と思えば、笑顔は引きつらないのです。

笑顔のポイント=目に表情があり、口角が上がっていること
【練習方法】
1.大きく声を開けて「アー」と大きな声を出し、口をキュッと閉じる。×5(準備体操)
2.思い切り口を横に開き、左右の口角を1cmあげるように意識して「イー」と発声する。
3.目を見開き、口角を2cmあげながら「エー」と発声する。
4.口を開く「イー」と、目を見開いての「エー」を、顎の付け根が疲れるまで続ける。
効果:表情も声もズット豊かになる


目に関しては、「目が笑っていない」「目が死んでいる」というのは、目に表情がないからです。

【目の表情を豊かにする方法】
1.目を閉じ、人差し指で目じりを両サイドに伸ばし寄り目にし(10秒)、手を離すと同時に思い切り目を見開く。
2.眉毛の上下を親指・人差し指でつまみ、優しく上に持ち上げ静止し(10秒)、眉頭から眉尻に徐々に動かす(5回)。
3.下まぶたからほう骨のあたりを、4本の指先でやさしく押し、目の割の筋肉をほぐす。

あごの角度とアイコンタクト

顎の角度を変えるだけで、周囲に与える印象ががらりと変わる。つきあげれば横柄に、下げすぎると嫌らしく見えてしまうので、真っすぐが誠実に見えてベストです。猫背の場合、自然を顎が前に出て横柄に見えてしまいます。アイコンタクトは相手を受け入れているという明確なサインです。適度に目を合わせることが大切です。歩いていて道を多く聞かれるのなら、それは顔をあげて目を合わし、人に良い印象を与えている証拠になります。

立ち姿とお辞儀

男性の場合、足を肩幅に開き、胸を張って視線を上げて立ちます。ポイントとしては、自分の脚がおへその下のあたりから生えているような意識を持ち、重心を真ん中に置きます(管理人は、背すじを伸ばすときに背筋に力を入れていましたが、こちらの方法の方が自然ですっきりします)。下半身がぶれずにしっかりと立てば、上半身はわりと自由にしても様になります。きれいなお辞儀をするのに一番重要なのは肩。肩をまっすぐに張って、首も伸ばしたまま状態を折り曲げる優雅で品がでます。トレーニング法は、両手を後ろにまわして、胃の裏側あたりで両手のひらを合わせることです。

パソコンの座り方

オフィスでパソコンに向かっていると、いつの間にか首が前につきだしていたり、猫背になったりします。

【予防法】
1.椅子に深く座り姿勢を但し、背もたれに完全に背中をつける。
2.肩をしっかりと開き、お腹と机の間が握りこぶし1個分になるまでデスクに近づく。

体が自由に動かなくなり、有能な印象を与えます。振り返るときには、首だけではなく、きちんと体を回転させて正面から相手を見るようにすると印象が良いです。相手に胸板を見せるようなイメージです。

まとめ

本の中では、イラストが多く使われていてトレーニング方法が大変わかりやすいです。やや著者の自分語りが多い気もしますが、声を磨く方法や、立ち振る舞いを軽くする方法、身嗜みのメンテナンス方法など、非常に興味深い内容でした。
ただ、人は好きか嫌いかを0.5秒で判断するという研究が引用され、タイトルにもなっていますが、ある実験状況でそのような結果が出たというだけで、別に0.5秒が取り返しのつかない時間であるといえるほど、調査はされていないように思います。